牛歩の歩みで呼吸する、四ヶ内(しがない)と申します。
1日ずつ爪の先を積み上げていくような作業を方方で展開しておりますが、
だからこそ種々の進捗が遅いんじゃねぇのかと最近我に返りはじめました。

気づいたらいつも似たようなPCになってしまう」。
TRPGでこういうお悩みのある方は意外と多いのではないでしょうか。

かくいう四ヶ内も、ある程度PCを数作った後は
キャラ被りが始まって悩んだものでした。
こいつとあいつ性格変わらんやんけ!」という……。

というわけで今回は、「キャラクターの幅を広げるコツ」の話です。

口調」をバリエーションつけるだけで、
キャラクターは意外と性格が変わるというお話。




~目次~







「キャラクターの幅が狭い」とは?


と、まずは「キャラクターの幅が狭い」という言葉の定義を再確認。
ここでいう「キャラクターの幅が狭い」というのは、
  • いつも似たようなキャラクターになってしまう」
  • 「新規PCなのに喋らせたら既存PCまんま
というような現象のことです。

大前提として、私は自分が作って自分が演じるPCに、
ある程度通じるところがあるのは仕方がないだろう派の人間です。

複数キャラを自分が神として動かす創作マンガや創作小説とは違い、
TRPGはGMが神、そして自分のPCはその中の登場人物です。
そして自分が、言葉を、行動を、意思を、思考を選ばなければ動かないのがTRPGのPC。

どれだけ方向性が間逆なキャラクターであっても、根本的なところでは、
真の発言者であるPLの何かしらが反映されていて当然だと思います。

なので、今回はそういった概念的なお話でなく。

常に「俺○○! よろしくな!」みたいなキャラしかできないから
もっと違うキャラクターを作ってロールがしてみたい!!!!

という、やや具体的な方に寄せて、どうしたら今までと一味違うPCを作れるのかという
ところに注目してみようと思います。

てなわけで次から具体的な方法論です。



脱キャラ被り手法:「口調を定める」


思いの外簡単で意外と重要なのがこの「口調を定める」方法。
キャラクターの背景までは固めるけれど、
口調はセッション中にアドリブで決めるという方が多いのではないでしょうか?

その口調をセッション前にある程度方向付けしておくだけで、
突然PCがキャラクターらしくなります。

ここで定める口調とは、「一人称」「二人称」「相手の呼び方」「語尾」のことです。

一人称というと、ぱっと出て来るのって、
の3パターンがきっと多いですよね。

でもよくよく考えてみれば日本語というのは奥が深いわけで、

  • わたくし
  • わし
  • うち
  • あたし
  • わい

とかとか、掘り下げればいくらでも一人称のパターンが出て来るわけですね。
うーん、外国人泣かせ。

しかしそのバリエーションは、
言葉遣いだけでその人の人柄をある程度アピールすることができるという、
TRPGにおいては最大の武器になります。

つまり言葉遣いを定めると、人柄もある程度定まるというわけです。

今まで使ってきた自分のPCをざっと見て、
もし一人称が非常に偏っているようでしたら、
一度今まで使ったことがない一人称を使ってみてはいかがでしょうか?

その時一人称と忘れずにセットで考えておきたいのが、
二人称」と「名前を知っている相手の呼び方」、そして「語尾」です。


二人称とは目の前にいる相手の呼び方(you)のこと。

これらは個別で考えるよりも、一人称とセットで考えることで
よりキャラクターの幅が広がるなと思っています。

例えば一人称「俺」二人称「アンタ」だったらクラウドになりますが、
一人称「俺」二人称「お前」だったらザックスになるわけです。
ね、奥が深いでしょ?

「俺」と「あなた」「僕」と「お前」など、普段はあまりない組み合わせでも、
それに沿うキャラクターを考えると意外と深くハマったりする……と思っています。
前者はチャラいけどフェミニストなPC、後者は賢くて世の中を斜めに見るタイプのPC……
とか考え始めると、個人的には非常に楽しいです。


名前を知っている相手の呼び方」とは、
「~さん」とか「~くん」とか呼び捨てとかどう呼ぶのかとかね。
いわゆる沼要素ですね

相手や立場、TPOで使い分けるとかだとさらに沼感が増しますね
レッツエンジョイスワンプ。


そして語尾というと、例えば何か質問する時に
~なの?」「~かい?」「~んじゃねぇの?
などなど、どんな言葉で尋ねるのかとか。

相手に同意する時は、
ええ」「はい」「うん」「おう」「ああ
などどうやって頷くのか……ということです。

もちろん、口数が少なくて首肯で済ませるというパターンもありますが、
(そして四ヶ内はそういうキャラが非常に好みですが
キャラの区別に慣れていないうちは言葉で判別するのが一番楽かと思われます。


というわけで、一番手っ取り早く新しいキャラクターに挑戦してみたい場合は、
今まで使ったことがない口調でキャラクターを作るのがオススメです。

え? そもそも口調のパターンがボキャ貧?

そんなこともあろうかと!
ダイスロール大好きな皆さんのために、
ダイスで口調を決められるダイスロール表を作っておきました!
お前らの大好きな1d20だぞ!!

みんな新しいPCとの出会いを楽しんでな。







ロールの幅が広がると、TRPGもより楽しめる……のでは?


ここまで話しておきながら、
四ヶ内は別にキャラクター被りなんて気にせんでもええんとちゃうのと思うタイプです。

探索があったり戦闘があったりしますが、TRPGの最大の醍醐味って、
結局はそのシナリオをのびのびと楽しむことだと思うのです。

慣れないキャラで首を絞めて行動が制限されてしまうくらいなら、
好きなキャラ慣れたキャラでいいんでないの? と、
慣れないキャラで首を絞めて行動を制限した無数の過去から思います

ただし、もっと色んなキャラをやってみたい! という思いが
あるのも本当だと思いますし、色んなロールをするのもTRPGならではの楽しみです。

今までよりちょっと角度を変えてシナリオを楽しんでみたい、
新しいロールに出会いたい、という方の一助になればなと思います。
レッツエンジョイTRPG。



【おまけ】キャラクター口調作成ダイスロール表


というわけで、以下が【キャラクター口調作成ダイスロール表】となります。
一人称、二人称、相手の呼び方で作りました。

振り直しは無限に可能。また、漢字・カナ・ひらがなもご自由に調整ください。
さすがにこれは無理……と思ったら、ぱぱっと振り直してしまいましょう。
一人称と二人称の組み合わせだけでもキャラクターに幅が生まれるわけですしね。

またこれらの表は、
TRPGオンセ支援システム「どどんどふ」様のダイスボットにコピペして
そのまま使えるようになっています。

みんなでわいわいダイスボットでアドリブPCメイクとかしても
楽しいのではないでしょうか。



【一人称表】1d30

1:私
2:あたし
3:あたくし
4:わたくし
5:わたくしめ
6:わっち
7:僕
8:ボクちゃん
9:ボクちん
10:俺
11:おれっち
12:オレ様
13:おら
14:自分
15:うち
16:わし
17:わい
18:我
19:吾輩
20:某(それがし)
21:余(よ)
22:妾
23:拙者
24:あっし
25:小生(しょうせい)
26:ミー
27:(自分の名前)
28:(自分の名前)ちゃん
29:(自分の名字)
30:(先生、お母さん、お兄さんなど自分の立場)


【二人称表】1d20

1:あなた
2:お前
3:君
4:あんた
5:てめぇ
6:貴様
7:そちら
8:おたく
9:貴殿
10:そち
11:そなた
12:おのれ
13:ワレ
14:汝
15:その方(そのほう)
16:お主
17:貴公
18:大将
19:旦那
20:(先生、お姉さん、おじさんなど相手の立場)


【名前を知っている相手の呼び方】1d20

1:名前呼び捨て
2:名字呼び捨て
3:(名字)さん
4:(名字)くん
5:(名字)ちゃん
6:(名字)殿
7:(名前)さん
8:(名前)くん
9:(名前)ちゃん
10:(名前)殿
11:~氏
12:~っち
13:あだ名
14:~様
15:~たん
16:~きゅん
17:~っち
18:ミス/ミスター
19:(名前+相手の立場/~教授、~医師など)
20:名前では呼ばない


楽しいTRPGライフを!