日々色々な方とTRPGのセッションを楽しませていただいております。
で……オンラインセッションのいい点は、場所を問わないため環境さえあれば何人でも一度に参加できるという点。

そして欠点は、こちらでも話しておりますが(クリックで飛びます)一緒に卓を囲んでいる相手の顔が見えないという点にあります。

相手の顔が見えず、声を聴くことでしか会話を進行できないオンラインセッション。
その分遠慮なくロール(キャラクターの演技)ができるという特徴もありますが、それと同時に懸念点も上がります。

人数が多いと、通話では思いの外会話しづらいのです。
なんせ相手が喋ろうとして口を開いたのが見えない。
場合によってはラグによって、発言が被り、譲り合う言葉まで被るという悪循環が発生することもあります。

オンラインセッションでは、相手の顔を見るオフラインセッションよりも空気や会話の流れを掴みづらいのです。

四ヶ内(しがない)は、GM込み11名で進行するセッションに参加したこともあれば、自分がGMとして7名のPCにシナリオを回したこともあります。
その逆に、タイマンと言われる1対1のセッションも、PLとGMともに体験したことがあります。

結局、何名の参加者がオンラインセッション=オンセには適しているのでしょうか?
今までの経験上思ったことを、ここではCoCシナリオを前提に話を進めていきます。




~目次~







検討すべきは殺意の高さと推理量、そしてギャグ度の高さ


四ヶ内がシナリオ参加人数を検討する時、一番最初にシナリオの推奨人数を見るのはもちろんのこと。
次にシナリオ内容をざっと確認し、以下の3点を考えます。
  • どれくらいロスト率が高いか(=殺意が高いか
  • どれくらい謎解きが多いか(=推理量が多いか
  • どれくらい茶番が起きそうか(=ギャグ度が高いか

ここにさらに、参加者がどれくらいロールを重視しているかというのも関わってきます。
が、まずはこの3点について詳しく見ていってみましょう。



殺意が高い(=ロスト率の高い)シナリオの場合


四ヶ内はGMとしては、シナリオクリア推奨派です。
参加してくれるなら、せっかくならシナリオを良い形でクリアしてほしいと思っています。

そのため殺意の高い(=ロスト率・難易度の高い)シナリオの場合は、まずそこそこの人数を集めます。
最低でも2人、3人だと不安があって、4人だとちょうどいい……という感じでしょうか。

それには以下の理由があります。


◆二手に別れての探索ができる

まずひとつ目がこれです。
これの狙いは、二手に別れることで1度の発言者を減らし、進行を早めるという効果もあります。
が、もう一つの狙いとしては、二手に別れると巻き込み事故が減るためです。

……うん。だってクトゥルフだし……。

4人揃っていると、巻き込み事故で4人同時にロストなんていうことが起こってもおかしくありません。
けれど二手に分かれていれば、全滅を免れることができます。
生き残りがいれば、シナリオは続けることができるのです。

まあシナリオ中の探索者のSAN値減少は免れませんけどね!


◆技能が成功しやすい

難易度が高いシナリオというのは、時によって残酷な出目であっさり爆発して死ぬこともありますが……
なんにせよ、推奨されている技能が求められる確率が高くなります。
となると、やはり技能を持っている人が多いに越したことはないのです。

4人が4人とも必要となる技能を持っていれば、もちろんそれだけ技能の成功率は上がります。
シナリオクリア推奨派としては、少しでも全体の成功値が高くあることを求めたくなります。

まあファンブル出たら死ぬけど


◆母数が大きい方が生き残りが出やすい

最後の理由がこれです。

…………。
だってクトゥルフだし

例えば1d10/1d100のSAN値チェックがあったところで、やっぱり2人よりは4人のほうがSAN値チェック成功する人がいる確率高くなりますから……。
SAN値直葬を回避できるだけでも、シナリオクリアへの道のりはかなり明るくなりますから……。

…………。

まあファンブル出たら死ぬけど!



四ヶ内的結論
 殺意の高いシナリオでは、最低でも3人、できれば4人は欲しい








推理の多い謎解きシナリオの場合


自由な行動ができる分、謎解きなど頭を使う要素が多いのもTRPGの特徴です。
GMとしてはPLの皆さんが謎解きで頭を寄せ合って相談しているのを見るのがとてもとても好きなわけですが……。

わりと推理多めのシナリオの場合は、四ヶ内は最低2人、多くても3人くらいが目安かなと思っています。

まず1人を避ける理由としては、ソロで推理が行き詰まると、本気で路頭に迷うことがあります
PLとして経験済みです。四ヶ内はINTが低いです

GMさんに沢山助けを求めてクリアすることもできますが、四ヶ内は個人的にあの申し訳なさを忘れることはないでしょう……。
なのでまずは、最低でも相談し合えるように2人は招くようにしています。

で、3人にする理由なのですが。
意外と、多数決ができるからという点を重宝していたりもします。

推理シナリオだと、各々の意見が食い違うこともあります。
それが2人しかいないと、お互いの疑問点を消化するのに時間がかかってしまうことも……。

3人いると情報の拾い零しが起こりづらいですし、意見の合う2人がいた場合その後の探索に流れが生まれやすくなります
長いものに巻かれる風にはなってしまいますが、PCが行動してこそのTRPGなので、はずみをつけるという意味では多数決は重宝できると四ヶ内は思っております。


四ヶ内的結論
 多数決を狙って奇数、5人は多すぎるので3人が適当
 路頭に迷わないためにも1人は避けた方が吉




腹筋ロスト前提のギャグシナリオの場合


ここからは話がガラッと変わります。

ギャグシナリオ
人によっては茶番、または地獄とも呼ばれます。

クトゥルフってすっっっっっっっっっっっっっっっっっっっごいギャグシナリオの幅広いですよね。好きです。

ギャグシナリオについては、何人でもウェルカム!!!! というのが四ヶ内の基本姿勢です。
今まで回した最大人数のシナリオもギャグでした。

こういうのは茶番ロール(=本筋の進行には関係ないPCの行動本番みたいなところがありますので、無理がない限りアイデアも片っ端から採用します。
もう片っ端から採用します。ある種の地獄です。

こういうのは笑いの相乗効果が一番の奇跡だと思っているので、一緒にいる人は多いほうがやっぱり楽しいです。
前もってギャグであることキャラクター崩壊を招く危険があることをしっかり伝えた上で、崩壊させにいきます

ただし気にすべきと思っているのが、大人数のシナリオって、やっぱり暇な人が出てしまうもので……。
あとオンラインだと声が被りやすいという欠点がさらに悪化します。

探索の手分けシーンの切り替えなどを意識し、できるだけ登場シーン&発言数が偏らないように配慮が必要です。
発言数についてはPCの人柄にもよるのでなんとも言えませんが、今のところ経験によると、言葉数の少ない人こそ思いがけない変化球を投げ込んでくれ……いえ……。

ギャグシナリオは、人数が多いことに対しての配慮を忘れない上で、大人数でギャイギャイ楽しむのがやっぱりいいなぁと思います。


四ヶ内的結論
 1人はやめとけ!!!!!!
 本当の地獄だから!!!!!!!!!!








GMが事前調整&キーパリングするならばこの限りではない


と、なんやかんや言いましたが、最後はやっぱりここに委ねられると思います。

実際四ヶ内も多くのGMさんが推奨人数から外れるシナリオを見事に回してらっしゃるのを見たことがありますし、もしや人格に問題が……? というレベルでギャグシナリオを演出しきったのも見たことがあります。

やはりTRPGシナリオというのは、最後はGMの処理力とPLのロールに委ねられると思うのです。あと出目
何よりPLさんが真剣にシナリオを遊ぶなら、どんな展開であれ最高のシナリオになるであろうと、四ヶ内は確信しております。

レッツエンジョイTRPG。



【番外編】ロール重視の場合は参加者の傾向も加味すべし


これはおまけの話ですが。

四ヶ内は日頃、キャラクターのロールを大切にするいわゆるロール重視卓でお世話になっております。

ロール重視というのも多く解釈がありますが、たとえば探索すべき場所でも、探索者の性質によって探索を行わなかったりとか。そういうことがロール重視卓では起こり得ます。
まっすぐシナリオのクリアを目指すというよりは、シナリオ中でのPCのキャラクター性にさらに重きを置くという感じですね。

ロール重視卓では、会話が多いです。
もうめっちゃ多いです

そのため四ヶ内が卓の予定を立てる時には、基本的にはシナリオ側が提示してくれている所要時間×1.5時間で見積もっています。
さすがに8時間目安のシナリオを本当に12時間やったときは腰が溶けるかと思ったけども。

そしてロール重視卓で意外と起こりやすいのが、意見の対立だったりします。
PLが何をすべきか分かっていても、PCの人柄によって行動に出なかったり、真逆の意見を提示することもあったり。

それってどうなん? と疑問に感じる方もいるかもしれませんが、それが受け入れられるのがロール重視卓であり、それを噛み合わせていくのがロール重視卓のGMとPLの腕の見せ所と言えるかもしれません。

なんにせよ、PCのキャラクター性を重視するロール重視卓では、この記事で語ったことが全てではありません。
それぞれのPLさんの性質を見極め、どのような舞台を作るのが一番魅力的かと考えるのも、GMの楽しみの一つと言えるのかも。

レッツエンジョイシンキング。

まあファンブルしたら死ぬけどね!!!!