描き手・書き手の少ないジャンルを盛り上げるために頑張って作品を増やした。
 しかしジャンルが盛り上がった結果、好きだった描き手・書き手様が作品を作らなくなってしまった。

 最近こういう寂しい現象を見ました。
 割と腐女子あるあるかもしれません。

 体験としては、小さいジャンルほど書き手→ROM専への流れが大きいのではないかなと思います。
 (ROM専とはROMするのが専門の方、つまりは作品を投稿することのない読み手の方を指します。
  pixivやTwitterでもROM専アカウントを作ってらっしゃる方って結構多いですよね)

 四ヶ内は割と黙々と腐女子ですので、普段は黙々と作品を書いています。
 基本的には文章、いわゆる二次創作小説です。

 学生時代は割と覚めるのが早かったのですが、今のジャンルは長めに浸かっています。
 今年で三年目…かな?

 ジャンル歴三年目、pixivへの投稿数は90件弱、Twitter連携サービスのPrivetterへの投稿数は200件を超えました。
 私は基本的に1作品3000~5000字位なので、間をとって4000字と考えると、pixivでは36万字。
 Privetterは少し少なめに見積もって一本3000字として、ザックリ60万字書いてますね。

 計96万字。

 一年で約40~50万字。

 暇人かよ。

 と思ったけど、1月に換算したら4.1万字くらいかぁ。そんなに大したことないかも。
 あくまでも同人ですし、今は仕事で1日3万字とか書きますし。

 ただしこの間にセミブラック(グレーくらい)企業に勤め、3ヶ月は終電生活を送っています。

 それでも我慢できないので書いてました。どちらかというとワガママですね。

 そう、我慢できないから書いていたんです。
 元々はまだ10代だったころ、オリジナル小説を一番最初に書き始めました。
 それから私にとって、自分が創作した文章を書くというのは好きな作業になったんです。

 ここが、書き手、ROM専、そして書き手だったのにROM専にひっそり移行してしまう方の境目なのでは無いかと思います。
 字書きの方に寄った考察になりますが、ご容赦を。


・「書きたいから書く」「読みたいから書く」


 私は圧倒的に前者なんですね。
 何かしら文章が書きたくて、アウトプットしたくて可能ならば誰かに読んで欲しくて、ちょうどハマったジャンルで文章を書く。
 そういうタイプなんだろうな~という書き手さまもちらほら見かけます。
 pixivとかで言うと、ジャンルが変わりながらもコンスタントにずーーーーーーーーーーーっと作品を投稿し続けてらっしゃる方とかですね。
 「萌え優先じゃ無いじゃん」とかいうdisりではありません。長いこと書かれて多くのジャンルを渡ってこられた方の文章は、なんというか職人みを感じていいなぁ……とスルメ的に読むのが好きです。
 ていうか、ジャンルに対して萌えが無いのに同人小説を書ききるという高いポテンシャルは保てないんじゃないでしょうか
 前提はみんなあくまで腐女子よね。

 そしてこれは後者の「読みたいから書く」という方へのdisでもありません。
 いわゆる「ハマったジャンルがものすごく弱小だったから、普段は書かないけど欲しいあまり(ジャンルが栄えて欲しいあまり)作品を作る」というようになった方。

 今まで書いてきた経験が少ない故、文章力が低いかと思いきや、そういうわけでもないと思います。
 この方々ってつまりは、今まで「萌える文章を死ぬほど読んできた」んですよね。
 書くことやカップリングに対する哲学性を抜いた、とにかく「萌える」文章というのは、こういった方々の書かれるものに良く感じたりします。

 ジャンルが小さいと、この二つの書き手の方が見えづらい形で入り交じるんじゃないかと思います。
 そもそもジャンルの作品数自体が少ないし、その場合は例え一作品でも「萌える」作品を書いてる方がやっぱり一目置かれるんですな。

 そして時が経ち、運良くジャンルが盛り上がって。
 その結果、「読みたいから書いていた」人たちは書き手からひっそり離れることが多いです。
 なぜなら、生産者が増えたので。
 自分が書かなくても読めるので。

 決してdisりではないです。disりではありません。
 ただ、「読みたいから書いていた」書き手様の作品が好きになって、そこから仲良くなった、そういう人間関係もやっぱりあります。

 発端に「萌える小説」ありきで生まれた時は、やっぱりまたその人の萌える新作が読みたいなぁ……とちょっと寂しく思うのは、同人のジャンルに限ったジャンルじゃないのかもなぁとふと思ったりもします。


 そんな中私は今日も同人原稿に追われています。